「失敗しない野球やっていた」 大学通算3試合の“補欠”が目指すMLBの夢舞台

「MLB傘下チームの目に留まるようにアピールしたい」

 チームでは唯一の日本人としてプレーし、戦力外を受けることなく1年間戦い抜いたことは自信に繋がった。現在は帰国し福岡でアルバイトをしながら調整を続けている。すでに「オタワ・タイタンズ」と再契約し、2年目のシーズンを迎えることになった。

「最終目標はメジャーリーグにいくこと。まずは北米独立リーグで結果を残し、MLB傘下チームの目に留まるようにアピールしたい」

 メジャー経験者も数多く在籍しライバルは多い。それでも、大学時代に味わった挫折を糧に、福田は挑戦することを諦めることはない。大好きな野球ができる喜びを胸に、今後も夢を追い続けていく。

○福田満樹(ふくだ・みつき)
1999年12月25日生まれ。東福岡高校では1年秋からベンチ入り、3年夏は「3番・捕手」としてチームを牽引したが、4回戦敗退。九産大では4年春にリーグ戦で3試合に出場。身長177センチ、体重87キロ。右投げ右打ち。遠投100メートル。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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