野球を覚えられる走塁練習 全国4強の強豪ボーイズが実践…判断力を高める方法
実戦重視で選手育成…週末は1日3試合こなす
“ランナー脳”を鍛えれば、相乗効果が生まれると説明する。「守備に生かせます。走者の判断を迷わせるようなポジショニングができるようになる。それができれば、配球がおのずと見えてきます」。“野球IQ”が一気に高まっていくという。
判断力を高めていくには実戦を経験させることが一番。チームは毎週末、1日に3試合、土日で計6試合をこなす。「多い時には4試合することもあります」。試合を重ねて判断力を研ぎ澄ませていくわけだ。
こうした訓練を続けた選手に対して、試合で細かな指示は出さない。野球の細部を叩き込んだ選手たちの選択を尊重する。「走るんなら走れよ、というスタイルです。行けるのに行かないという臆病はダメですけどね。選手の能力に任せています」。
“野球IQ”の高い選手を育て上げ、試合では個々の判断に委ねる。高い判断力を身に付けた選手たちは、高校球界からも高い評価を受けているという。今後もその戦いが注目される。
(片倉尚文 / Naofumi Katakura)
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