ポニーがブロンコ・女子日本代表選考会を実施 7月に各世代で国際大会を開催

女子の部でAチーム入りが決まった白鳥、長谷川、野村、伊藤(左から)【写真:編集部】
女子の部でAチーム入りが決まった白鳥、長谷川、野村、伊藤(左から)【写真:編集部】

女子は7月31日から栃木で第1回ワールドシリーズ開催

 ブロンコの部による2試合に続いて開催されたのが、女子日本代表選手選考会だ。ポニーリーグでは今年、女子選手のためのワールドシリーズを新設。「SSKカップ 第1回 ポニーガールズベースボールワールドシリーズ」と銘打ち、7月31日から5日間、栃木・小山市と栃木市を舞台に実施され、世界各地から野球女子が集結する。

 日本からはポニーリーグに所属する中学2・3年生をAチーム、中学1年生をBチームとし、全女子選手が出場予定となっている。この日は全国から34人(2・3年生12人、1年生22人)が参加。人数の多い1年生の中からAチームに“昇級”させる選手を見極めるため、試合を実施した。

 自チームでは男子と一緒にプレーする選手がほとんどで、女子ばかりで野球をする機会は少ない。普段とは違う環境の中でも、互いに声を掛け合いながらハツラツしたプレーを披露した。

 女子だからといって、そのレベルを侮ってはいけない。外野からの連係や併殺プレーでは無駄のないシャープな動きを見せ、打席でも豪快なフルスイングで打球を外野まで運ぶ。投手のスピードもブロンコの部とほとんど変わらず。客席から試合を見守ったブロンコの部の選手たちから「おお」という、どよめきの声が上がる場面も多かった。

 3試合が終わったところで、いよいよ結果発表。ブロンコの部で代表候補に選ばれたのは、佐々木龍生(市原ポニー)、市川白琥、羽吹恭丞(ともに江東ポニー)、阿部稜佑(SKポニー)、清水海空(桐生南ポニー)の5選手。すでに他連盟から選ばれた代表候補選手とともに、7月7日からフィリピンで開催されるアジアパシフィックゾーンチャンピオンシップ・ブロンコの部に臨み、米国が舞台となる7月31日からのワールドシリーズ出場を目指す。

 女子では、1年生から2・3年生のAチーム入りすることになったのは、長谷川那奈(清瀬ポニー)、野村多貴(房州ポニー)、伊藤みのり(香取ポニー)、白鳥夏音(墨田ポニー)の4選手。先輩たちとともに初代女王の座を目指す。

ブロンコの部で代表候補となった5選手の声

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