ポニーがブロンコ・女子日本代表選考会を実施 7月に各世代で国際大会を開催

ブロンコ、女子ともに選考会では素晴らしいプレーが生まれた【写真:編集部】
ブロンコ、女子ともに選考会では素晴らしいプレーが生まれた【写真:編集部】

中学1年生を対象としたブロンコの部は関東連盟から36人が参加

 日本ポニーベースボール協会(ポニーリーグ)は4月29日、千葉県内でブロンコ日本代表選手選考会、女子日本代表選手選考会を開催した。2020年からコロナ禍で開催中止となっていた数々の国際大会が今年、本格的に再開。子どもたちは再び、国際大会を通じて世界と触れ合う機会を手に入れた。

 中学1年生を対象としたブロンコの部には、関東連盟所属チームから36人が参加した。まずは本塁から一塁、本塁から二塁までのベースランニングが行われ、到達タイムの他、走る時のフォーム、滑り込みのスキルやタイミングなどを披露。その後、9人ずつ4チームに分かれて試合形式の選考に臨んだ。

 投手は1人30球、捕手は45球を受け、野手は経験のあるポジションをローテーションで守った。ブロンコの部の国際大会では、ピッチャーズプレートから本塁までは通常の18.44メートルより短い14メートルとなる。選考会でも国際大会の規定を採用。普段より近い距離から投げた投手たちは「投げやすかった」と声を揃えたが、多くの打者たちが約4メートルの違いに悩まされた様子。「タイミングを取るのが難しい」「スイングの始動を早くするようにした」「すごく速く感じた」と、普段通りのバッティングができずに首を傾げる選手もいた。

 この日は選考委員がランダムに振り分けた急造チームで試合に臨んだが、驚くべきは参加選手たちが見せたコミュニケーション能力の高さだ。試合前に円陣を組むとそれぞれ自己紹介。あっという間にキャプテンや守備位置を決めた。試合が始まると、チームを盛り上げようと、積極的に前向きな声を掛け合う。先に打席に立った選手に投手の特徴を聞いたり、守備位置のアドバイスをしたり。試合が終わる頃には、まるで普段から同じチームでプレーするような“絆”が感じられた。

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