ポニーリーグ、U-14とU-16の日本代表決定 WS進出目指して6月にアジア大会出場
5月13、14日に佐賀、長崎で選考会を実施した
日本ポニーベースボール協会(ポニーリーグ)は13日から2日間にわたり、佐賀県武雄市、長崎県諫早市などで「広澤克実杯全日本地域対抗選手権大会兼ポニー・コルト日本代表選手選考会」を開催した。全国から集まった250選手の中から、ポニー(U-14)は15人、コルト(U-16)は18人の日本代表を選出。見事、狭き門をくぐり抜けた選手たちは、6月に日本で開催される「アジアパシフィックゾーン(APZ)チャンピオンシップ」に出場し、米国が舞台となるワールドシリーズ出場を懸けて優勝を目指す。
地域対抗戦と日本代表選手選考会を兼ねた2日間。北海道北東北、南東北北関東、関東、関西、九州、沖縄の6ブロックからそれぞれ、中学2年生を対象としたポニーと同3年生を対象としたコルトの選抜チームが出場。さらに、ポニーには大会をホストする九州地区から1チーム、4月に新規加盟した関メディから1チームが加わり、ポニー8チーム、コルト6チームがトーナメント戦を行いながら、日本代表選手が決まる予定だった。
だが、初日は朝からあいにくの雨に見舞われ、急遽スケジュールを変更。午前中は室内練習場で各チームが練習する様子を選考委員がチェックすることに。午後は時折強い雨が降る中、ひぜしんスタジアム、みゆき球場、長崎ビッグNスタジアムで試合形式による選考会を実施し、2日目も合わせて全14チームが2試合ずつ行えるよう配慮がなされた。
人工芝球場の長崎ビッグNスタジアムでは、時間制限(1時間半)を設けて3試合が行われた。第1試合はコルト関東選抜とコルト九州選抜が対戦。雨足が強まり、投手陣が滑るボールに苦戦する場面もあったが、各選手がそれぞれ持ち味を発揮。足を絡めながら得点を重ねた九州選抜が5-3で勝利した。
1番打者を務めた矢木信乃介(福岡フェニックス)は50メートルを6秒2で走る快足の持ち主。雨天と木製バットの重さを考えて「ゴロライナーを打つ意識だった」と2本の内野安打と四球で3度出塁し、盗塁も決めてみせた。センターに就いた守備でも、5回に一塁走者を三塁で刺す好プレーを披露。「いいプレーができました」と笑顔を見せた。