休日が潰れる学童野球に一石 元吉本マネが考案、家族でBBQも…“日本一楽しむ大会”

少年野球大会「ロゴスランドCUP」が開催された【写真:橋本健吾】
少年野球大会「ロゴスランドCUP」が開催された【写真:橋本健吾】

アウトドア体験を加えた少年野球大会「ロゴスランドCUP」が開催された

 子どもだけでなく保護者もワクワク、ドキドキする「日本一楽しむ野球大会」が、11日から2日間に渡り京都・城陽市で開催された。学童野球で家族の時間が取れない“悩み”を解消する、画期的な大会を企画したのは野球未経験のパパだった。

 野球とアウトドアを通じて、子どもの心を育むための少年野球大会「ロゴスランドCUP」を手掛けたのは、アスリートのマネジメントなどを行う「スポーツバックス」の萩原雄一さん。昨年5月まで吉本興業でマネジャーなどを務めた経験を生かし「野球にエンタメを加え、今の学童野球界を変えたいと思っています」と、大会運営に携わった理由を口にする。

 アウトドアブランドの「ロゴス」とタッグを組み、午前中は鴻ノ巣山運動公園で試合を行い、午後からは近接する同社が経営するレジャー施設「ロゴスランド」で、バーベキューやアウトドア体験で目いっぱい遊ぶ。城陽市も全面協力し“日本一楽しむ野球大会”が実現した。

「学童野球は保護者も拘束時間が長い。子どもたちも野球以外の経験ができない現状もあります。家族一緒になって楽しめることをやりたい。子どもと共に親御さんから『楽しみにしています』という声が大半でした」

 近年は野球人口の減少が問題視されている。チームによって差もあるが、学童野球は基本的に土日がメイン。子どもに付き添う保護者の悩みの種は「野球を始めると土日が潰れる」こと。親が共働きの場合はチーム運営に参加できないことを理由に野球を諦める家族も多い。保護者が抱えるストレスも解消できたことも、今後につながると感じている。

大会では「大人の罵声、怒声は禁止」の特別ルール

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