オリ3年目右腕は「大谷翔平さんっぽい」 先輩内野手も惚れこむ剛球「球エグいぞ」
オリ宗が元オリ右腕・鈴木優さんと対談した
昨季パ・リーグ2連覇と26年ぶり日本一に輝いたオリックス。再び頂点を目指す2023年シーズンに向けた意気込みなどを、今季9年目の宗佑磨内野手に聞く。筆者(元オリックス投手・鈴木優)と宗は同期入団で大親友。円熟味を増してきた宗のプレー内外の魅力に迫る。
鈴木「どうでしたか今年のキャンプは。日本一になりましたけど……って、なんで敬語なんだろう。いいかな? いつも通りで(笑)。お客さんがすごく入っていたと思ったけど」
宗「女性のファンが増えていると思う。多分“颯一郎(山崎颯一郎投手)効果”だよ」
鈴木「そんなことはないと思うけどな。宗のユニホーム着ている人もたくさんいるから。それで宗自身はどう? 調整とか」
宗「(春季キャンプを)B班でやらせてもらったけど、今年は全体練習がキュッと(短く)なったね。個人練習の時間が増えているから、自分の課題に向き合いやすくなっている」
鈴木「最近記事でも出ている内藤鵬くん(2022年ドラフト高卒2位)とかどうなの?」
宗「やっぱパワーあるよ。高卒の感じがしない。堂々としてる」
鈴木「若い子からしたら、宗がB班に行くことでコミュニケーションがとれるのはいいことなんじゃない?」
宗「おれらが1年目のときだと、9年目とかって言ったらTさん(T-岡田外野手)とかくらい? そう考えたら、あの子からしたら、おれはすごいおじさんに見えるのかな(笑)」
鈴木「宗はここまでレギュラーとして日本一取って、このチームを引っ張っていくキャプテンシーとか心の変化はどう?」
宗「ないっす(笑)。正尚さん(吉田正尚外野手)とかもいなくなって、まだまだ(チームとして)実力不足とか、そういうところも試合で感じるところも多い。でも(試合に)出ている数は、多分上から数えたほうが早いからさ。そういう意味では、試合に出してもらえるとなったら、引っ張っていけるようなプレーをしたいし、そういう声かけもしていきたいな」