坂口智隆氏が胸に刻んだ“石橋魂”　直立不動で最敬礼に感銘「こんな大人になりたい」

坂口智隆氏は空港で「とんねるず」の石橋貴明さんと遭遇

「帝京魂！」と叫び母校愛を披露し、アマ野球、NPB、MLBと全てのカテゴリーで野球へリスペクトを注ぐのが、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さんだ。バラエティ番組などでは破天荒な一面を見せ、ファンを喜ばせているが、カメラが回っていない所では全く違う姿を見せるという。

「こんな大人になりたいと思った。尊敬するというか、男が惚れる“漢”とはこういう人なんや。プライベートの姿もカッコよかった」

　こう、興奮気味に語ったのは昨年までヤクルトでプレーした坂口智隆氏だ。プロ20年の現役生活を終え、今年からは解説者や九州アジア独立リーグ「火の国サラマンダーズ」などで臨時コーチを務めている。2月にはプロ野球のキャンプ取材で大忙しだったが、その際に那覇空港で偶然にも石橋さんの姿を見かけたという。

　坂口氏はマネジャーと2人で喫茶店で時間を潰していた。すると、同じ店にTVディレクターらと一緒にいる石橋さんを発見。「自分なんかが挨拶するなんておこがましい。でも、今後はどこかでお会いする機会があるかもしれない」と、意を決して石橋さんの席に向かった。

　幼い頃からTVで見ていたお笑い界の大スター。緊張しながらもスタッフと談笑する石橋さんの元へ向かうと一瞬、目が合った。すると、石橋さんはスタッフとの話を遮り、立ち上がると直立不動で坂口氏に深く一礼したという。