ファンの前で語り尽くしたハム大谷、渡米前の心境も吐露「てっぺん目指す」
米国で必要なものは「英語うんぬんよりもまずは野球」
――ギャップが大きかっただけに、かなりストレスとか大きかったと思いますが、どうですか?
「去年優勝して、今年も連覇を狙えるぐらいの戦力だったと思いますし、そういう体制が整っていたと思うので、その中でうまくいかないことがたくさんあるというのはなかなか自分としても、もどかしい部分がたくさんあったんじゃないかと思いますし、悔しい気持ちがあったかなと思います」
――あまりそういうことを外に出て発散できないじゃないですか。どうしているんですか?
「発散ですか? いや、けが人は外出禁止ですし、それはルールなので、発散も何もないですね。溜め込むしかないです」
――誰かに当たったりとかは?
「ないですね。もう自分のせいなので」
――大人ですね。有原さんとか頑丈だから多少当たっても大丈夫そうじゃないですか?
「いやいや、もう倍返しですよ、それこそ」
――それはちょっと止めておきますか。オフに入って、これだけ注目されることもなかなかないと思いますが、まずは心配している方もたくさんいると思いますが、足首の状態はいかがですか?
「足首は結構もういいですね。だいぶ状態も上がってきましたし、やれるリハビリの強度もだいぶ上がってきているので。いい感じで、できているんじゃないかと思います」
―― 一歩ずつ慎重にという部分が大きいと思いますが、もっと思い切ってやりたいなという気持ちは抑え込んでいるんですか?
「やろうと思ったらできるメニューも多いと思うんですけど、当初の予定通りのメニューをしっかり期限通りいっていくというのが基本ですし、いけると思って上げても良くないこともあるので。できることを一つ一つやりたいなと思っています」
――オフに入ってもストレスが溜まる年ですね。
「ストレスは溜まらないですね」
――そうですか? マスコミもたくさんいますし。
「それはストレスですね」
――今日もトークショーで何とか見出しになる言葉をというプレッシャーがすごいんですけど。そういう華やかな発言する気持ちあります?
「信頼ゼロでいいじゃないですか」
――アメリカに旅立つ大谷翔平、実はチームメートへの信頼ゼロでしたって?
「はい」
――アメリカに行くわけですが、英語はどうですか?
「英語うんぬんよりもまずは野球だと思っているので。必要なものではあると思うんですけど、まず絶対的に必要なものは野球の技術だったり、求められているパフォーマンスを出せるかどうか。そっちの方が大事なので。よく聞かれる質問なんですけど、僕はそっちの方が大事なんじゃないかなと思っています」
――質問、平凡でしたか?
「そうですね。ありがちな質問でしたね」
――大変失礼しました。ちなみに、中学とか高校の時の英語の成績は良かったですか?
「平均レベルだと思います。全教科、普通ぐらいじゃないですかね」
――そんなにできなかったわけではない?
「できなかったわけじゃないですよ、自分で言うのも何ですけど。普通でした」
――授業で寝ていたわけではない?
「中学校はなかったですね。高校でちょっと朝練が早かったりすると、うとうとするのはありましたけど。中学校までは授業で寝る意味がわからなかったです」
――高校に入ってわかった?
「高校になってわかりました」