チームに必要不可欠な“スーパーサブ” 途中出場でも結果を残した選手は誰だ?
鷹の韋駄天は途中出場から圧巻16盗塁、今季移籍の福田秀平も出色の成績
【ソフトバンク】
○途中出場選手全体の成績
297打数72安打10本塁打43打点、打率.242 出塁率.315
○主な個人成績
周東佑京内野手 79試合3安打0本塁打2打点、打率.176 出塁率.222(16盗塁)
福田秀平外野手 44試合8安打4本塁打11打点、打率.308 出塁率.357
ソフトバンクはリーグ1位の途中出場選手打率.242を記録。全選手を含めたチーム打率が.251であることを考えれば、スタメンと途中出場の選手の間の差が非常に少なかった。本塁打数でもリーグ最多の10本塁打を記録しており、選手層の厚さは間違いなくリーグ屈指であると言える。
周東はパ・リーグトップの79試合に途中出場した。打撃では19打席のみの出場にとどまったが、最大の武器である足では、途中出場から16盗塁を記録。シーズン通算では25盗塁であったため、その半数以上を代走などの途中出場で決めている。今季は走塁のスペシャリストとして、より一段の成長を期待したい。
福田秀は、昨季の途中出場選手全体で最も結果を残したと言っていいだろう。シーズン80試合出場のうち、44試合に途中出場。臨機応変な対応が求められるなかで、4本塁打、打率.308の好成績を残した。今季は出場機会を求めてロッテへ移籍。試合開始からその打棒を存分に発揮してもらいたいところだ。
福田秀が抜けたソフトバンクだが、控えには左キラーの川島慶三内野手(30試合、打率.360)や、ユーティリティープレイヤーの明石健志内野手といった信頼できるメンバーがそろう。今季も万全の布陣でシーズンに臨むだろう。