佐々木朗希、さあ1軍デビュー! 兼ね備えた“3大要素”…群を抜く2軍の投球データ

ストレートの次に多いのは22.1%のフォーク

 その平均球速は151.0キロ。今季1軍の規定投球回到達投手でストレート平均球速が150キロを超えているのはオリックスの山本由伸だけ(5月12日現在)。計測機器の違いによる差もあるため、どちらが速いとまでは言えないが、佐々木朗がNPBで最高レベルのスピードを持った先発投手であるのは間違いないように思える。

○佐々木朗希2軍での球種データ
球種 / 割合 / 球速
ストレート / 69.7% / 151.0キロ
フォーク / 22.1% / 141.5キロ
スライダー / 8.1% / 138.8キロ

 変化球は2種類、フォークとスライダーを投げているよう。ストレートが多いため、それほど割合は大きくないが、フォークが22.1%と8.2%のスライダーよりも数多く投じている。基本的にはストレートとフォークの2球種を中心とした投球を行なっているようだ。そのフォークも141.5キロとかなりスピードのあるボールである。

 次に投球がどのような結果を生んでいるかを見ていきたい。

 速球派投手の中には制球力が欠けるために、プロレベルとなると与四球を連発してしまう投手も多い。ただ2軍での投球を見る限り、佐々木朗にこの心配はいらなさそうだ。打者に四球を与える割合はイースタン平均で12.0%であるのに対して、佐々木朗はわずか6.6%。速球派投手でありながら四球はかなり少ない。

ゾーン内確率52.4%と高い制球力も長所

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