どっきり発言からチーム作り構想まで ハムの“ビッグボス”新庄監督の会見一部始終
自分の考えを「本にして選手に渡そうかな」
――人間性について
「人間性は大事で、人の悪口を言わない。いただきます、ありがとうございましたを言える選手を育てたい。僕はちゃらんぽらんにしていますが、上下関係とかは親の教育でしっかりしたものを持っていた。そういうのをずっと続けて、皆さんに納得してもらってこういう立場に立たせてもらった。選手にはプライベートの生活は後に役立つよというのを教えていきたい。プレーはみんなすごくうまい。きっかけさえ掴めばドカーンといく期待はしている。森本稀哲はコーチに言われても「打ちゃああいんでしょ」と、そういう性格だったんです。これじゃあだめだと。『おい稀哲、来い』と。人間性を変えてレギュラーを取り、1億円プレーヤーになり、今は素晴らしい大人になっている」
――稲葉GMとはどんな話を
「ほぼほぼの球団は、GMと監督の仲が悪いと思う。ここは違う。GMには『GM兼左打者専用の打撃コーチをしてください』とお願いしている。僕も監督兼外野守備走塁コーチの気持ちでやる」
――選手に何を伝えたいか
「選手の顔と名前は全く知らない。ただ1年野球を勉強してプレーはしっかりインプットしている。顔と名前の答え合わせをして、いいチームを作りたい。キャンプに入る前にレギュラーはほぼ決まっていると思う。そういう気持ちでオフシーズンを過ごしてください」
――考えるチーム像は
「これまで17歳から34歳までプロ野球人生を送って、自分は頭の中が他の選手と違う。話をしても『まだそこのレベル?』という感じで合わなかった。早く選手に自分をインプットしてもらいたい。野村さんじゃないですけど、自分の考えを本にして渡そうかな。本を読んで新庄を早く知ってくれと渡していきます」
(Full-Count編集部)