不仲の“最強助っ人”に説教「おかしいやろ!」 妻との問題で不機嫌…1週間口きかぬ事態|球界群像 伊勢孝夫#18
近鉄時代のフィル・クラーク(左)とタフィ・ローズ【写真:産経新聞社】近鉄の助っ人コンビが仲違い…伊勢コーチが仲裁して収めた
タフィ・ローズ外野手とフィル・クラーク内野手は、元近鉄ヘッドコーチの伊勢孝夫氏(野球評論家)にとって思い出深い助っ人コンビだ。2人揃って近鉄でプレーしたのは1997年から2000年までの4シーズン。1998年にクラークが打率.320(リーグ3位)、31本塁打(同3位)、114打点(同2位)の好成績を残せば、ローズは1999年に40本塁打、101打点の2冠王に輝くなど、刺激しあうように活躍したが、実は不仲の時期があったという。
ローズは1996年シーズンから、クラークはその1年後の1997年シーズンから近鉄の一員になった。当時の伊勢氏は近鉄ヘッド兼打撃コーチで2人を指導。“いてまえ打線”の「3番、4番」「4番、5番」などを務めた助っ人コンビは強力だったが、そんな2人のことで伊勢氏が明かすのが、まさかの“ケンカトラブル”だ。「ある年のオープン戦の頃、ローズとクラークがまったく口をきかないようになってしまってねぇ。見ていたらわかった。全くものを言わんのよ、2人とも」。
打線の軸を任せる2人が冷たい関係で、いいことは何もない。伊勢氏は事情聴取のため「オープン戦の最終日だったかな、練習が終わって、通訳に言って、ライトのブルペンのところに2人を呼んだ」という。「『最近の2人、おかしいやないか』って私が言ったら、クラークが『ローズが俺のことを茶化すんだ』って言った。クラークを見てローズが『バカなことをやっているよ』とか言うらしく、それが原因で話をしなくなったそうなんです」。
近鉄、ヤクルトで活躍した伊勢孝夫氏【写真:山口真司】口をきかぬ伊勢コーチに謝罪したローズ「ごめんなさい」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
球界群像〜伊勢孝夫編〜
止まらぬ黒星地獄で伊勢孝夫に「助けてくれ」 2か月で監督も辞任…消えていた“野村克也の財産”|球界群像 伊勢孝夫#21
球団消滅も韓国球界オファーに「それはできないわ」 直前で“遭遇”…出会った逸材「これはええ」|球界群像 伊勢孝夫#20
指揮官にブチギレ「何やっているんだ!」 食事も拒否、伊勢孝夫が大荒れで出向いた所沢の夜|球界群像 伊勢孝夫#19
衝撃のがん宣告「早くて半年」 激務の伊勢孝夫を襲った“謎の腹痛”「腸が動いてない」|球界群像 伊勢孝夫#17
日本S直前に“暴かれた”去就 敵にバラされメディア殺到…名将が機嫌損ねた一言|球界群像 伊勢孝夫#16
長嶋一茂は「今は超一流」 伊勢孝夫の心残り…生かせなかった素質「練習は凄かった」|球界群像 伊勢孝夫#15
野村監督「秦と古田どっちを使う?」 名将に生じた迷い…助けを求めた“意外な人物”|球界群像 伊勢孝夫#14
1年で辞めた相棒…監督夫人に「やっていられない」 選手の前で伊勢孝夫が受けた公開説教、自由なきID野球|球界群像 伊勢孝夫#13
選んだのは2軍…恩人に伝えた「帰ります」 伊勢孝夫氏、熟考の末に“固辞”した入閣オファー|球界群像 伊勢孝夫#12
監督代行が勝手に帰宅…東京駅で「ほんじゃなぁ」 高卒スター特別扱いで“電撃辞任”|球界群像 伊勢孝夫#11