命じられた“近所迷惑”な自己紹介「ベランダに出てきて」 ドラ1入団も…屈辱すぎる1年目|球界群像 加藤伸一#7
南海、広島などでプレーした加藤伸一氏【写真:山口真司】加藤伸一氏は合宿所「秀鷹寮」でプロ生活をスタート
ホークスOB右腕でもある加藤伸一氏(KMGホールディングス硬式野球部監督)は鳥取・倉吉北高から1983年ドラフト1位で南海入りした。高卒1年目から1軍で先発も中継ぎも抑えも経験したが、大阪・堺市中百舌鳥にあった合宿所「秀鷹寮」での生活などグラウンド外での出来事も忘れられないという。当時はいろんな意味で厳しい環境下にあった。電話番、満員電車、肝試し……。思い出の“キーワード”はいくつも出てきた。
鳥取・倉吉市出身の加藤氏は高校まで自宅から通学しており、寮生活は初体験だった。「まぁ、いろいろありましたけど、僕らの時は電話番が一番大変でしたね。1年生が順番にやるんですけど、ピンク電話が2台、赤電話が3台。10円を入れるでかいヤツです。あれが鳴るんですよ。次から次へと。当番になったら夕方5時から夜の10時半まで、ずーっとです」と苦笑しながら振り返った。
「例えば『畠山(準)さん、おられますか』って電話が入ったら『はい』と言って各部屋のブザーがあるんで畠山さんの部屋のブザーを押して『降りてこられるのでちょっとお待ちください』と保留にしたら、また電話が鳴って『はい、秀鷹寮です。あ、誰々さんですね。ちょっとお待ちください』って感じでね」
大荷物を抱えて満員電車移動「しんどかった」
1軍で負けたら屈辱の“罰走”「今だったらアウト」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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