「できることも見えてきた」 担当者に聞く、コロナ禍での楽天「FANS’ MATCH」

“オンライン”と“オフライン”の共存で進化し続ける空間

「FANS’ MATCH」のようなイベントでは、選手とファンが直接交流できるのも魅力だが、ファンサービスはまだ制限が残る。しかし、29日は選手とファンが“オンライン”で交流するイベントを開催。特に盛り上がりを見せたようだ。「スタジアムでのイベント」という雰囲気も大切にしつつ、選手とのオンライン交流の環境も整備し、昨季より満足度を高めた。

○ビジョンカーを用いてファンと交流
 試合前には“スタジアム内の公園”である「スマイルグリコパーク」で、大型のビジョンカーを用いてオンラインイベントを開催。則本昂大投手が登場し、「交流戦で対戦したい選手は嶋基宏選手です」とコメントすると、会場は大きな盛り上がりを見せた。

 また直筆サイングッズの抽選会も行われ、当選した参加者はその場で宛名も書いてもらうなど、従来の選手とファンの交流も健在。参加者は「スマイルグリコパークで行っていたため、気軽に立ち寄ることができました」と、幅広い来場者が楽しんだようだ。

○「プロ野球選手になるには?」少人数での開催により深い質問も
「TEAM EAGLES」メンバー限定の交流会も。試合前の打撃練習見学会の参加者から抽選で選ばれた20人が参加した「選手とのオンライン交流会」は、より選手とファンが深く関わる場となった。

 その場で質問を募るという形式から、野球少年からの「どうしたらプロ野球選手になれますか」などのより個別な質問も寄せられた。イベントに登場した小深田大翔内野手は質問に対して真摯に答え、充実した交流会に。山本さんは「少人数だからこそ気軽に質問できたのでは」と成功の要因を分析した。

今季から始まった新サービス「わしほーだい」の現状

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