グラブ投げつけ大怪我「アホやったなぁ」 阪神ドラ1の悪夢…6年で終わったプロ人生|球界群像 的場寛一#14
元阪神・的場寛一氏【写真:山口真司】“岡田第1次政権”1年目に的場寛一氏は右肩亜脱臼…1軍昇格は9月にずれ込んだ
元阪神の的場寛一氏はプロ6年目の2005年に戦力外通告を受けた。2004年シーズンから監督に就任した岡田彰布氏に期待され、春季キャンプは2年連続で1軍スタートだったが、いずれもオープン戦途中の怪我で離脱した。最後の年は好機に打てなかった自らに腹を立てて、試合後にグラブを投げつけて右肩を痛めるアクシデントでチャンスを失った。「今思うと短気は損気、アホやったなぁと思います」と話した。
2003年に阪神を優勝に導いた星野仙一監督が、そのシーズン限りで勇退。2004年から岡田彰布氏が監督に就任した。的場氏にとってはプロでの恩師だ。「岡田さんは2軍監督の時から僕を買ってくれた。キャンプも1軍に呼んでくれました」。2001年オフに靱帯の移植手術を受けた左膝の状態も「何か体になじんできて、いよいよプロとして勝負できるなって時期でした」という。これまで怪我に泣かされてきた分を取り返すつもりで、岡田阪神での飛躍を誓っていた。
実際、キャンプでも好調な姿を見せた。紅白戦でも結果を出した。一躍、レギュラー候補とも言われた。だが、またも故障の悪夢が……。2月末のオープン戦で右肩を痛めた。「僕が一塁ランナーで(次打者が)ライトへのハーフライナー。その時、雨上がりだったんですよねぇ。一塁に戻る時に足を滑らせて、手をついたときに、肩が抜けるというか、そのままうずくまって、交代でした」。右肩の亜脱臼だった。これで開幕1軍がアウトになってしまった。
2005年はベンチでグラブ投げつけ…右肩関節唇を損傷した
TVで見た2005年の阪神リーグ優勝…オフに受けた戦力外通告
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
球界群像〜的場寛一編〜
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