失った球速…130キロ台連発でコーチに「真面目に投げろ」 “最終登板”で飛んだ肘|球界群像 野口茂樹#15
2001年に甲子園で登板する中日時代の野口茂樹氏【写真提供:産経新聞社】元中日・野口茂樹氏、キーパーソンは星野監督と中村武志捕手
元中日左腕の野口茂樹氏は、現役時代における自身の「キーパーソン」として、恩師の星野仙一氏と、先輩捕手・中村武志の名前を挙げる。星野監督には厳しい指導を受けながらもチャンスをもらった。中村捕手に関しては、ヒーローインタビューで連発した「中村さんのおかげです」がすべてで、その存在なくして成長はなかったと思うほど感謝している。その2人が2001年限りで中日を去った。「僕にとっても分岐点でした」と野口氏は表情を曇らせながら話した。
野口氏は星野監督に厳しく育てられた選手の一人だ。怒られた分だけチャンスももらい、成長していった。プロ9年目の2001年は26登板で12勝9敗の成績を残し、最優秀防御率(2.46)と最多奪三振(187)のタイトルを獲得。3、4月と5月の2か月連続で月間MVP、セ・リーグタイの1試合16奪三振(5月24日、阪神戦=金沢)、8月には4試合連続無四球完投の日本タイ記録をマークするなど、華々しい結果を残した。
そのシーズンについても「完投も(11で)多かったし、勝ち負けがつくところまで投げさせてもらったというのがあると思う。僕の場合、5回、6回では駄目なんです。どっちかというと立ち上がりがよくない。でも、そのままずーっといって終わってみたら……。2001年もオールスター前までは8勝3敗だから、後半戦は4勝6敗で負け越し。でもそこで10試合も勝ち負けがついているってことですから」。そんな星野監督の起用法にも感謝している。
シーズンラスト登板で「肘が飛んだ」…2回1失点で緊急降板
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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