日本一も監督と握手だけ…周囲は疑問「何で」 “ただ見ていた”胴上げ、貫いた一匹狼|球界群像 達川光男#20
元広島・達川光男氏【写真:山口真司】 達川光男氏は1999年から広島監督を務めたが、2年連続5位に終わった
最高の褒め言葉だった。元広島捕手の達川光男氏は1992年の現役引退後、指導者としても多くの経験を積んだ。ダイエーでは1軍バッテリーコーチを務めて、古巣・広島では2軍監督を経て1軍監督に就任し、懸命にタクトを振るった。さらには阪神、中日、ソフトバンクでもコーチとして各チームを支えた。いずれの時代でも思い出がいっぱいある中、ソフトバンクヘッドコーチとして日本一になった時の恩師からのメールは忘れられないという。
現役生活を広島一筋で終えた達川氏は1995年シーズン、王貞治監督が1年目のダイエーで1軍バッテリーコーチとして、初めてカープ以外の球団のユニホームを着た。王監督に直接、電話で誘われたという。1年で退任したが、それが指導者人生のスタートだった。1998年には2軍監督として広島に復帰し、1999年からは1軍監督に昇格。残念ながら2年連続5位と結果を残せずに責任をとる形で辞任した。
「監督の時の優勝が一番嬉しいって、監督になったほとんどの人が言いますよね。選手の時の優勝とは違うってね。やっぱり監督は激務というか、責任の重さの違いじゃないかと思います。みんなの運命がかかっているわけですからね」。広島監督時代に、それを経験できなかったのは無念だっただろうが、その後、他球団のコーチでVに貢献した。
ドラマ「ドクターX」冒頭の言葉に共感「迫田先生が言ったのと一緒」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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