広島投手とコーチの大喧嘩…鬼軍曹が仲裁「やめい!」 酔い吹っ飛んだ“相撲部屋直行”|球界群像 白武佳久#12
広島のスカウト統括部長を務める白武佳久氏【写真:山口真司】山本浩二監督になった1989年、白武佳久氏は池谷コーチと口論になった
1989年シーズン、広島監督にミスター赤ヘル・山本浩二氏が就任した。中日・星野仙一監督が就任1年目(1987年)にユニホームをメジャーリーグのドジャースモデルにしたように、山本カープもレッズモデルに変更。乱闘騒ぎもあった山本広島と星野中日の“親友対決”は話題にもなった。先発もリリーフもこなした白武佳久氏(現・広島スカウト統括部長)は当時プロ7年目。この新体制下で、つい熱くなってしまったことがあったという。
“投手王国”ゆえに、出番はローテの谷間もあれば、ロングリリーフや1/3だけ投げることもあったが、白武氏は与えられた登板機会を懸命にこなしていった。地方球場でもよく投げた。「昔は狭い球場とか多かったですしね。みんなが嫌がるところでよく投げさせられたイメージはありますね」と苦笑する。「ようは便利屋。そういう感覚でしたね。いつでも行けるように調整もしないといけなかったですからね」。
グラウンド外では仲の良い川端順投手や川口和久投手らとよく繁華街に繰り出し「カラオケで僕はハモり役、メロディーは川端さんでしたね。酒は川口さんや川端さんの方が強かったですよ」と話したが、そんなオン、オフの切り替えもうまくできないとやっていられないくらいだったのだろう。グラウンドでは常に気が抜けない日々。経験した人でなければ、わからない気苦労などもあったようだ。
大下剛史氏ヘッドコーチが収めた口論「やめ、やめい!」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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