「なんでお前が守るんや!」 鉄人の大記録ストップ…“代役”が浴びた強烈野次|球界群像 葛城育郎#12
オリックス、阪神でプレーした葛城育郎氏【写真:山口真司】葛城育郎氏は8年目の2007年に復活…2軍監督の進言から道が開けた
かつてオリックスと阪神で活躍した葛城育郎氏(現・株式会社葛城代表取締役、報徳学園コーチ)は現役時代、鉄人・金本知憲氏に「いろんな刺激をもらいました」と言う。練習量はもちろんのこと、打ち方や練習法なども積極的に質問したそうだ。金本氏の連続フルイニング出場記録が1492試合(世界記録)で止まった時、左翼のポジションに就いたのが葛城氏だった。
プロ6年目の2005年が1試合、7年目の2006年は出場機会なし。戦力外危機に陥りながら、葛城氏は8年目の2007年に復活した。「きっかけは2軍監督だった平田(勝男)さんです。オープン戦の時に1軍で若手がファースト守備でやらかして、(1軍監督の)岡田(彰布)さんが怒って『ファームでファーストできるやつおらんのか』ってなった時、平田さんが僕を推薦してくれたんです」。
合流したタイミングも良かったという。「ちょうど楽天とのオープン戦。相手は一場(靖弘投手)、たまたまキャッチャーが藤井(彰人)さん(現広島ヘッドコーチ)だったんです」。1学年上で近大出身の藤井捕手とは葛城氏が立命大時代から旧知の間柄。「藤井さんとは仲が良かったんで『やばいっす、この試合、打たないとやばいんで』って話をして、1打席目に真っ直ぐをライト前にカーンと打ったんです。それから1軍に帯同するようになったんです」。
金本知憲氏から「なんでお前はもっと練習せんかったんや」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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