江川卓は「へみたいな投手」 拍子抜けのスタートも…大一番で“大変身”「嘘やろ」|球界群像 柏原純一#11
野球評論家の柏原純一氏【写真:山口真司】日本ハムは1981年のパを制覇…柏原純一氏はプレーオフで村田兆治から決勝弾
大沢啓二監督率いる日本ハムは1981年、19年ぶりのパ・リーグ優勝を成し遂げた。前期は4位だったが、後期に優勝して、プレーオフでロッテを破った。立役者の1人が選手会長であり、主将であり、4番打者でもあった柏原純一内野手(現・野球評論家)だ。全試合に出場して、初の打率3割(.310)をマーク。プレーオフでもMVPに輝くなど大貢献したが、悔しかったのは日本シリーズで巨人に負けたこと。江川卓投手の凄さを思い知ったという。
その年、前期を4位で終えた後に柏原氏は大沢監督に呼ばれた。「監督室でね、『お前と古屋が打たないと優勝できない』って言われたのは覚えている。あの時、僕も古屋も2割5分くらいしか打ってなかったんでね。ああやって呼ばれたのは初めてだったし、自分がどうにかしなきゃいけないって思いましたね。後期はそれで3割ナンボ打ったんですよ」。前期終了時点で打率.259、5本塁打だったのが、打率.310、16本塁打と巻き返した。
日本ハムは後期に優勝し、前期優勝のロッテと激突したプレーオフでも柏原氏は大活躍した。川崎球場での第1戦は1-0で勝利。柏原氏が4回にロッテ・村田兆治投手からソロアーチを放ち、その1点を高橋一三投手と江夏豊投手のリレーで守り切った。「村田さんから打ったのははっきり覚えている。その前のフォークボール。ベースの前、ワンバンのヤツに止まらなくてバットを投げて当ててファウル。次のインコースのシュートをホームラン」。
日本シリーズ第6戦で江川卓に仰天「まったく手が出なかった」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
球界群像〜柏原純一編〜
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