母の勧めで登録名変更「平仮名にした方が…」 最初は拒否も…激変したプロ人生|球界群像 濱中治#9
プロ1号の逆転サヨナラ3ランを放つ阪神時代の濱中治氏【写真提供:産経新聞社】濱中治氏は2001年に登録名を「濱中おさむ」に変更…110試合で13HR
阪神などで活躍したスラッガー・濱中治氏(野球評論家、関西独立リーグ・和歌山ウェイブスGM)はプロ5年目の2001年に1軍で結果を出した。110試合に出場して、打率.263、13本塁打、53打点。6月28日の広島戦(甲子園)では阪神の“第85代4番打者”にもなった。まさに大きく飛躍したが、きっかけは母の日。5月13日の広島戦(甲子園)でのプロ1号逆転サヨナラ3ランだった。「初めてスライダーを待ってスライダーを打った」。配球を勉強した成果で勢いに乗った。
濱中氏はプロ5年目から登録名を「濱中おさむ」と、名前を漢字から平仮名表記に変えた。「ウチの母親が『治』よりも『おさむ』って平仮名にした方が結果が出やすいと訳のわからないことを言ってきたんですよ。どこかからか聞いてきたみたいで……。『そんなのいらん』って最初は言っていたんですけど、こっちも気になってきて登録名だけ変えたら大丈夫という話だったんで、まぁまぁ、そこだけだったらいいかなと軽い感じで変えたんですけどね」
すると好成績を残したのだから「ホントにまぁ、不思議な感じでしたね」と濱中氏は笑みを浮かべた。2001年は5月に1軍昇格。5月5日の中日戦(甲子園)に「1番・中堅」で起用されて4打数1安打2三振からのスタートだった。翌5月6日の同戦は途中から右翼守備に就き、打席はなし。5月9日の横浜戦(横浜)は「1番・中堅」で3打数無安打。5月11日の広島戦(甲子園)は「1番・中堅」で4打数1安打2三振。5月12日の広島戦は代打で四球。そして5月13日を迎えた。
元阪神・濱中治氏【写真:山口真司】“読み勝ち”のプロ初アーチ…改めた感じた読みの重要性
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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