阪神が決断した大砲の放出「無茶苦茶ショック」 ホテルで衝撃宣告「せめてあと1年…」|球界群像 濱中治#15
オリックス入団発表時の濱中治氏、中村勝広氏、吉野誠氏(左から)【写真提供:産経新聞社】濱中治氏は2007年に打率.193、6本塁打…深刻な打撃不振に陥った
阪神で4番打者を務めた濱中治氏(野球評論家、関西独立リーグ・和歌山ウェイブスGM)は2007年オフ、吉野誠投手とともにオリックスへ移籍した。平野恵一内野手、阿部健太投手との2対2の交換トレードだった。兵庫・尼崎市内のホテルで通告されたという。その場で了承したが「無茶苦茶ショックでした。タイガースで何とかして活躍したかったですし、せめてあと1年待ってほしかったです」と当時の心境を語った。
プロ11年目、2007年の濱中氏は3月30日の広島との開幕戦(広島)に「6番・右翼」でスタメン出場した。キャリアハイの打率.302、20本塁打、75打点の成績を残した前年(2006年)は、3、4月に打率.435、10本塁打、22打点と打棒爆発。その再現を目指して意気込んだが、調子はなかなか上がらなかった。「打って当たり前と思われているなかで常にプレッシャーを感じながらやっていたような気がします」。
流れは悪くなるばかりだった。打率は1割台に低迷。本塁打ゼロが続き、4月23日には登録抹消となった。2軍調整を経て5月22日に1軍復帰したが、レギュラーの座はなくなり、交流戦中のDH以外は代打中心。6月7日には再び抹消された。「怪我とかも何もなかったんですけど、使ってもらえなくなった感じでしたね。まぁ。結果を出していなかったからなんでしょうけどね」と濱中氏は唇をかんだ。
元阪神、オリックスの濱中治氏【写真:山口真司】2対2でオリへトレード「あと1年待ってほしかったというのが正直な気持ち」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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