野村監督から半月無視され…初会話で「お前生意気なんや」 “冷めた関係”から2冠への道|球界群像 山崎武司#21
楽天でともに戦った山崎武司氏(左)と野村克也氏【写真提供:産経新聞社】野村克也氏が楽天監督に…山崎武司氏が挨拶しても半月続いた“無視”
2006年シーズンから楽天の2代目監督に野村克也氏が就任した。2007年に楽天で本塁打王と打点王の2冠に輝いた山崎武司氏(野球評論家)にとっては大恩師だが、最初から師弟関係が出来上がっていたわけではない。野村監督1年目の2月1日のキャンプインから半月ほどは「監督に挨拶しても無視された」と明かす。それが徐々に変わっていった。「俺の兄貴分の天下の大横綱が少し間を取り持ってくれた」という。
山崎氏は2004年にオリックスを戦力外になった後、楽天初代監督の田尾安志氏に熱く誘われて現役続行、仙台行きを決断した。プロ19年目の2005年シーズンは、新天地で25本塁打をマーク。「田尾さんのおかげで復活できました」と言うように、指揮官の指導がマッチしての結果でもあった。だが、新球団はまだまだ戦力的に厳しい状況。1年目は当然の如く最下位に沈んだが、“恩人”の田尾監督も解任されてしまった。
後任は“ID野球”、“野村の考え”で知られる野村監督に決まった。山崎氏は「なんじゃそりゃって思いましたね。最後に、晩年に、またもうひとつ試練を与えてくれるじゃないのってね。どうせ合わないのはわかっているから、まぁ、いいや、またもう1年楽しもうって考えました」という。迎えた2006年の沖縄・久米島キャンプは、予想通りの冷たい雰囲気からのスタートだった。「2月1日から半月は監督に挨拶しても無視された。何だよって思いましたよ」。
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(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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