理解できなかった「監督のために」 39歳で初めて得た“本音”「たった一人です」|球界群像 山崎武司#23
楽天などで活躍した山崎武司氏【写真:山口真司】山崎武司氏は2009年に39HR&107打点…楽天のCS進出に大貢献
楽天は2009年にレギュラーシーズン2位となり、球団創設5年目にして初めてクライマックスシリーズ(CS)に進出した。原動力の1人が、主砲の山崎武司氏(野球評論家)だ。39本塁打、107打点とまたまた打棒を爆発させた。この年は野村克也監督のラストイヤー。CSは第2ステージで日本ハムに敗れて日本シリーズ進出を逃したが、ソフトバンクとのCS第1ステージ第2戦(10月17日、Kスタ宮城)で放った本塁打は忘れられないという。
2007年に43本塁打、108打点で2冠王に輝くなど野村監督の教えを学んで進化した山崎氏。プロ22年目の2008年も4月終了時点で打率.374、7本塁打と好スタートを切り、3・4月度の月間MVPを受賞。オールスターゲームには選手間投票の指名打者部門で選出され、第1戦(7月31日、京セラドーム)の9回に代打で出場してサヨナラ打を放ち、MVP。中日時代の2000年にも球宴MVPに輝いており、両リーグでの受賞は史上4人目だった。
シーズン成績は26本塁打、80打点。この2部門は前年より数字を落としたが、打率は.261から.276にアップ。「監督は『3割3分のバッターに俺の考えを教えても3割5分にはならん。だけど、お前みたいな2割5分の4回に1回のバッターが野村の考えを勉強したら2割8分くらいは打てる』と言われた。そしたら打てましたからね。ホントやなぁって思いましたよ」と、ますます学びの姿勢も高めていった。
初めて胴上げしたいと思った指揮官「たった一人です」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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