ボンズが「1メートル前を振った」 衝撃の三振斬り…メジャーの目に留まった宝刀|球界群像 佐々岡真司#8
2000年11月の日米野球第3戦で佐々岡から本塁打を放ったバリー・ボンズ【写真:共同通信社】首位快走も急失速…広島に蔓延した風邪
1996年のオールスターゲームは東京ドームでの第2戦(7月21日)で、全パ・仰木彬監督が打者・松井秀喜外野手の時にイチロー外野手をリリーフ投手としてマウンドに送り、これに憤慨した全セ・野村克也監督が松井に代打・高津臣吾投手を起用したシーンが有名だ(結果はショートゴロ)。その是非が大いに話題になったが、出場メンバーだった元広島投手で野球評論家の佐々岡真司氏にとって思い出深いのは、それとは別の試合だった。
三村敏之監督になって3年目、1996年の広島は4月こそ10勝11敗と負け越したが、5月は16勝7敗、6月は16勝6敗と大きく勝ち越し。抑えの佐々岡氏が6月終了時点で17セーブをマークするなど、投打ともに絶好調で首位を快走した。球宴にもファン投票選出の江藤智内野手、野村謙二郎内野手、前田智徳外野手、金本知憲外野手に佐々岡氏、紀藤真琴投手、西山秀二捕手を加えた7選手が出場した。
7月23日、全セが4-2で全パを下した富山アルペンスタジアムでのオールスター第3戦が佐々岡氏にとって忘れられない試合だ。「8回が大魔神(横浜・佐々木主浩)で、9回が僕だったからね」。野村監督は、日本球界を代表するストッパー・佐々木ではなく、自分に9回を任せてくれた。意気に感じないわけがない。3者三振斬りでセーブをマークし、優秀選手賞100万円を手にした。
前広島監督の佐々岡真司氏【写真:山口真司】96年秋の日米野球でボンズを三振斬り…MLB関係者の目に留まったという
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
球界群像〜佐々岡真司編〜
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