12球団指名OKも…早大主将にあったプロ入りの“条件” ド緊張で迎えた「運命の日」|球界群像 比嘉寿光#8
2003年ドラフトで広島に入団した比嘉寿光氏(右から2人目)【写真:本人提供】現広島編成部の比嘉寿光氏は2003年ドラフトで3位指名で入団
2003年のドラフト会議で、早大の主将で4番打者だった比嘉寿光氏(現広島編成部編成課長)は広島から3位指名を受け、入団した。「うれしかったです。何か道が開けた感じで……」と振り返ったが、実はこの正直な気持ちの裏には、もうひとつ大きな理由があった。指名順位が4位以降だった場合、プロ入りを見送る予定だったからだ。比嘉氏自身は何位でもOKだったが、そうできない理由が当時はあったという。
沖縄尚学の時には考えなかったプロ入りだったが、早大に進学してから変わった。1学年上の和田毅投手(現ソフトバンク)、同級生の鳥谷敬内野手を中心にプロのスカウトが野球部を見に来る機会が増えた。「そういった意味でプロを身近に感じるようになったのが大学3年くらいから。意識しだして、チャレンジしたいなと思ったのは4年生になってからでした」。
プロは12球団どこでも行くつもりだった。「子どもの頃は阪急の帽子を親に買ってもらって、それをかぶって学校に行っていた。その流れでオリックスを応援していた。キャンプも(沖縄の)糸満でやっていたし、沖縄出身の石嶺(和彦)さんもいましたしね。でも、大学の時はもう違っていました。全然気持ちは変わっていました。どこに行きたいとかは全くなかったです」。
現広島編成部の比嘉寿光氏【写真:山口真司】指名を聞いて「心底、うれしかった」ギリギリで開いた夢の扉
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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