元阪神捕手が忘れぬ苦悩「ホンマに終わる」 2軍でタイトル獲得も…打ち砕かれた”自信”|球界群像 狩野恵輔#13
阪神現役時代の狩野恵輔氏【写真提供:産経新聞社】元阪神・狩野恵輔氏、4年目に初1軍も3球三振デビュー
2000年ドラフト3位で群馬県立前橋工から阪神に入団した捕手・狩野恵輔氏(野球評論家)の1軍デビューはプロ4年目の2004年9月22日の広島戦(広島)だった。代打で出て、結果は3球三振だったが、その年にはプロ初スタメンマスクも経験して「これでやれる」との思いだったという。ところが、5年目は絶不調。6年目に巻き返してウエスタン・リーグ首位打者に輝いたものの、1軍になるとさっぱり。また打ちのめされて……。
狩野氏はプロ1年目の2001年から3年目の2003年まで2軍で汗を流した。その間に阪神1軍監督は野村克也氏から星野仙一氏に代わり、2003年には18年ぶりの優勝で沸いたが、その輪に加わることはなかった。2軍指揮官も2003年から1軍コーチになった岡田彰布氏に代わって、元阪神正捕手の木戸克彦氏が就任し、さらに鍛えられた。
「1点取られても怒られました。例えば5-1で勝ったとしても『なんであの1点、ああなったんや』とか『昨日の1軍の試合見たか、あの場面の配球を言ってみろ』とか、しんどかったですね。でも、あの時いっぱい試合に出させてもらって、勉強になりました。今思えば、あれがよかったんですよ」。そしてプロ4年目(2004年)、ついに1軍昇格の日がやってきた。1軍監督は2軍監督時代からお世話になっている岡田氏だった。
6年目に2軍で首位打者…1軍では攻守で結果残せず
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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