無念の腰痛から“育成契約” 元阪神捕手が経験した試練…「もう何をやっても」|球界群像 狩野恵輔#19
阪神・狩野恵輔氏【写真提供:産経新聞社】元阪神・狩野恵輔氏、10年目オフに腰を手術
無念の離脱だった。元阪神の狩野恵輔氏(野球評論家)は2010年10月のみやざきフェニックス・リーグで腰を痛めて、11月に手術した。「しびれが続いて、どうしようもなかった」という。それが試練の始まり。無理して2011年のキャンプに間に合わせたのが、いけなかったのか、3月のオープン戦で腰痛を再発させた。そこからは治ったかと思えば、また痛めるようになった。捕手として入団し、こだわりのあったそのポジションも……。つらい現実だった。
狩野氏にとって2010年10月10日、みやざきフェニックス・リーグの横浜戦(清武)で腰を痛めたのは大誤算だった。「僕が一塁ランナーで(二塁走者が)三盗しようとした選手が行くんかと思ったら、行かなかったんです。で、自分がピクッと動いた時に腰が抜けた感じになった。あっ、やばい、ギックリ腰や、やってしまったぁ、みたいな。そんなちょっとした動きだったんです。ああ、これでクライマックス(シリーズ=CS)も無理やなぁって……」。
レギュラーシーズン2位の阪神は10月16日から3位・巨人とのCSファーストステージ(甲子園)を控えていたが、狩野氏はこの怪我により、出場できなくなった。「動けなかったですからね。まぁ、それはしゃあないわって思ったんですけど、治している途中でトレーナーに『これはギックリ腰ではない。たぶんヘルニアだよ』と言われたんです。ギックリ腰ならもう治っているときに治っていなかったし、しびれていたんです」。
元阪神・狩野恵輔氏【写真:山口真司】オープン戦で腰痛再発…繰り返された悪夢
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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