阪神→オリ移籍で痛感した“差”「あり得ない」 僅か2台のカメラに衝撃「恵まれていた」|球界群像 濱中治#16
オリックス・宮古島キャンプで行われた紅白戦に出場した濱中治氏【写真提供:産経新聞社】濱中治氏は2008年からオリックスでプレー…阪神との注目度の違いに愕然
元阪神外野手の濱中治氏(野球評論家、関西独立リーグ・和歌山ウェイブスGM)はトレード移籍によってプロ12年目の2008年からオリックスでプレーした。それまで阪神一筋のプロ野球人生。同じ関西地区の球団ながら初めてパ・リーグを経験し、阪神時代との差を感じる部分が多かったという。「いろんな面で改めてタイガースって恵まれていたんだなって思いましたね」としみじみと語った。
2月のオリックス・宮古島キャンプ。濱中氏は「練習に差はないんですけど、マスコミの数の差はありましたね」とまず振り返った。「初日にびっくりしました。(テレビ)カメラが2台くらいしかなかったのでね。『えっ』て思った。こんなに違うもんなんやなって正直、思いましたよ」。初日から大勢のマスコミが押し寄せる阪神キャンプとは違いすぎた。「やっぱりタイガースは注目度が高かったんだなっていうのも思いましたね」。
注目度が違えば当然、報じられ方も違ってくる。「あの頃のオリックスの選手は阪神の2軍に対しても負けたくないオーラがすごく出ていたというか“恵まれて、そんなんで新聞に載りやがって”みたいな、まぁ、妬みじゃないですけど、そういう話はよく聞きましたよ。“野球道具もこっちは買っているのに、もらっているもんな”とかね。みんなそんなふうに思いながらやっているんだなって思いましたよ」。
阪神しか知らなければ、わからないままで終わっていた世界だった。「当時、オリックスの2軍では(食事の際に)自分で麺をゆがいて食べていましたし、タイガースでは絶対あり得ないことを他の球団ではやらなければいけない。タイガースが普通だと思ったらアカンなって思いました」。さらにはセ・リーグとパ・リーグの野球の違いも感じたという。
移籍1年目は85試合で9HR…2006年の3割20本で「ホッとしたのかも」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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