ソフトバンクの深刻な捕手事情 支配下登録となった細山田がチーム救う?

支配下契約つかんだ苦労人「ぶっちゃけエイプリルフールかと思いました」

 ソフトバンクは3日、育成選手だった細山田武史捕手を支配下登録したことを発表した。2014年から育成選手として再出発を図った苦労人の努力が実を結んだ。

「ぶっちゃけエイプリルフールかと思いました。求められることは守備の面だと思っている。失点を減らすこと。守りがしっかりしていれば、攻撃に転じることが出来ると思う。点数を取らなければ、負けることはない」

 同日、西武戦が行われた西武プリンスドーム内で記者会見を行った細山田は、こう意気込みを語った。エディソン・バリオス投手に続く今季2人目の支配下への“昇格”。そのまま出場選手登録され、西武戦のベンチに入った。

 なぜ、このタイミングでの支配下登録になったのか。その裏側には、チームにとっての不測の事態が大きく関係していた。

 開幕時、ソフトバンクで支配下登録されていた捕手は、開幕1軍に入った鶴岡、斐紹、拓也に加え、高谷、細川、ルーキーの栗原の6人だった。楽天などは5人体制のため、特段に少ないわけではないのだが、不運は重なった。

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