米国戦に先発の菅野が抱く、国際大会への思い 「新鮮な気持ちを忘れずに」
勝てば1位通過、環境の違いにも「その中で力を発揮できるのがいい選手」
侍ジャパン日本代表の菅野智之投手が、14日の世界野球「プレミア12」米国戦(台湾・桃園)に先発する。勝てば1位通過での準々決勝進出が決まる大一番。13日に軽めの調整を行った右腕は、国際大会への強い思いを明かした。
ペナントレースとは全く違う環境の中、未知の相手に挑んでいく今大会。ボールや気候は慣れ親しんだものではないが、菅野は「そういうものには対応していくしかないですし、自分がどうこうできることじゃない。それを含めて国際大会の難しさであったり、今後の経験になっていくと思うので、すべて受け入れて、その中で力を発揮できるのがいい選手だと思う」と言い切る。
「やっぱり技術だと思います。慣れない球場でカバーするのは自分の経験、技術。もちろん、気持ちの部分も重要ですけど、気持ちの整理をして、グラウンドに来て、カバーできるのが理想だと思います」
東海大3年だった2010年、菅野は世界大学野球選手権キューバ戦に登板した。7-12で敗れた一戦。日本の投手が次々と打ち込まれる中、7回から5番手でマウンドに上がり、3回を投げて3安打、2本塁打、1四球、3失点という成績だった。今回と同じ世界大会での大きな経験を、こう振り返る。