ドミニカでも称賛の声、DeNA筒香が秘める確信「自分は全然遠回りしてない」

屈強な外国人に劣らない体格、筒香が異国の地で見せた進化の跡

 DeNA筒香嘉智が、約3週間にわたるドミニカ共和国での武者修行を終えて帰国した。首都サントドミンゴにあるエスタディオ・キスケージャを本拠球場とするレオネス・デル・エスコヒートに所属。左翼とクリーンナップを任され、10試合に出場した。

 現地へ取材に訪れ、何よりも驚いたのは、筒香の体格がまったく見劣りしていなかったことだ。ドミニカのウインターリーグに参加するのは、3Aや2Aのマイナー選手が中心だが、レオネス・マーティン(マリナーズ)やマイケル・フランコ(フィリーズ)ら現役メジャーリーガーも多い。そういった選手たちの中へ入ると、日本人の場合、特に上半身の厚みで敵わないことが多いが、筒香は十分に渡り合えるだけの体を作り上げていた。

 基本となる体作りは、プロ2年目のオフから始めた。それから毎年オフになると、黒田博樹(広島)ら日本人選手も数多く利用するロサンゼルスにあるトレーニング施設で、体幹と下半身を鍛えるトレーニングを積んでいる。

「それまで全然トレーニングしたことがなかった」という筒香が、体の変化を感じ始めたのは「トレーニングをきっちり3年やったくらい」だったという。

「今までと全然違うことだったので、(トレーニングの成果が現れるまで)3~4年くらい時間は掛かるという中でスタートした。日本では、遠回りした、とか、出てくるのが遅い、とか言われるんですけど、自分は全然遠回りしていないと思っている。継続してやってきたから、だんだん結果も出てきたのかなって思います」

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