西武が早大と共同研究へ 「野球観戦が高齢者の健康に与える効果」検証
3月から実施
西武は14日、「野球観戦が高齢者の健康に与える効果」について今月から早大と共同研究を実施すると発表した。
今回の発表では、野球場での野球観戦や野球観戦を通じた他者とのコミュニケーションの活性化が高齢者の健康に何らかの好ましい影響をもたらし、QOL(生活の質)を向上し得る可能性が予期されるとし、早大(スポーツ科学学術院・樋口満教授)と身体活動量、幸福感、抑うつ、認知機能、生活習慣などさまざまな側面から野球観戦の効果について検証するとしている。すでに共同研究を実施するための研究契約を締結。これまではスポーツ観戦が高齢者の健康に与える影響について調査した研究はほとんど前例がないという。
今回の研究のモニター(被験者)は、2015 年に西武が「連携協力に関する基本協定」を締結した近隣の5自治体(所沢市・飯能市・狭山市・入間市・日高市)の協力により募集。約70人の高齢者を対象に実施する。西武が今シーズンの一定期間で使用できる観戦チケットを提供し、早稲田大学が解析・検証を行う計画。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count