バムガーナーがカーショーから先制ソロ 現役投手最多タイの通算12本塁打目

“二刀流の本家”が最強左腕から先制弾

 ドジャースの前田健太投手が敵地パドレスとのメジャーデビュー戦でいきなり本塁打を放ち大きな話題となったが、メジャーにも「二刀流の本家」とも呼ぶべき存在が活躍している。ジャイアンツのエース左腕マディソン・バムガーナーが9日(日本時間10日)のドジャース戦でメジャー最強エース、クレイトン・カーショー投手から先制ソロホームランを放った。カーショーは8回を4安打2失点、バムガーナーは6回6安打1失点で降板。試合は延長10回にドジャースが勝ち越し、3-2で競り勝った。

 0-0で迎えた2回2死走者なしの場面。打席に立ったバムガーナーはカーショーの投じた3球目を豪快にフルスイング。打球はレフトスタンドのポール際に吸い込まれた。今季1号はキャリア12本目のホームランとなった。

 MLB公式サイトによると、投手の通算12本塁打はメジャー10年目のヨバニ・ガヤルド投手(オリオールズ)と並ぶ現役最多となった。

 2014年、15年と2年連続でシルバースラッガー賞に輝いたバムガーナーは昨季77打数19安打で打率.247。うち本塁打は5本で長打率は衝撃の.468だった。強打者揃いの2014年ワールドシリーズ王者の中でも屈指の成績で、ブルース・ボウチー監督も昨季バムガーナーを代打に送り込んだほどだった。

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