コリジョンルールを投手の本塁カバーに適用!? ビデオ判定でセーフに覆る

西武・高橋光が本塁またいでタッチしアウトも…

 西武の高橋光成投手が6日の日本ハム戦(西武プリンスドーム)で先発。今季から導入された「コリジョンルール」で手痛い失点をした。

 同点に追いつかれた直後の6回1死満塁。西川への2球目、フォークが外角低めに外れ暴投となった。ボールは三塁ベンチ前を転々とする間に三塁走者・レアードが悠々と生還。二塁走者・浅間も本塁へ突入してきた。

 高橋光は捕手・炭谷からボールを受けたが、本塁ベースをまたぐようにしてタッチ。アウトの判定だったが、ビデオ判定に持ち込まれた。

 数分後に「コリジョンルール」が適用されてセーフになったと審判団が場内に説明し、リードは2点差に。その直後の1死三塁では西川にスクイズを決められ、リードは3点差に広がった。投手の本塁ベースカバーにコリジョンルールが適用されるというまさかの事態となった。

 高橋光は浅間の本塁生還を阻止しようとした際にはタッチ後に浅間のスパイクが顎を直撃。顎から流血した。結局、5回2/3で119球、4奪三振4四球、6安打7失点で降板。今季初勝利はお預けとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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