SB快勝 ここ1か月は17勝2敗2分、工藤監督「みんなが頑張っているから」
楽天に快勝で20勝到達、武田は足がつって7回降板「いいときはつるらしい
7日のソフトバンク-楽天は3-1でソフトバンクが勝利。今季初の同一カード3連勝で、同じく勝利したロッテとともに20勝に到達した。先発の武田翔太が7回1失点で4勝目。柳田悠岐と長谷川勇也が本塁打を放ち、9回は5連投のサファテに代わって森唯斗が登板。見事な三者凡退でプロ初のセーブを記録した。
試合後の工藤公康監督は、「2アウトから3連打で取れたのは与える影響も大きかった」と、まず初回の先制点を振り返った。
好投の武田を7回で降ろし、寺原隼人、森唯斗とつないだ継投については、次のように語っている。
「武田くんの立ち上がりは今までで一番よかった。7回は足がつったらしい。いいときに足がつると聞いていたが、それがなければ(完投)というのもあった。最後は森くんと決めていた。スアレスも使わないと決めていたのでね。2点差あったけど、最後に投げるというのは途中のイニングとは違い緊張感があっただろう。いい経験になっただろうし、もっともっと自信に変えていってほしい」
4月9日の鹿児島での勝利から、8日でちょうど1か月。この間、ソフトバンクは17勝2敗2分の快進撃を見せた。
「みんなが頑張ってくれているから勝っている。気持ちを入れながらやるのは大変だが、『諦めないで最後までやっていくんだ』『次の打者につないでいくんだ』ということを、みんながやれているからだと思う」
工藤監督も認める選手たちの諦めない気持ち。それがある限り、ソフトバンクの勢いを止めるのは難しそうだ。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura