ホークス工藤監督、代打3ランの城所に「努力が報われた日だと思います」
久々の2桁安打6得点には「少しずつのっていってくれたら」
ソフトバンクが6-2で日本ハムに勝ち、貯金を再び13とした。先発の和田毅が6回2/3を1失点で5勝目。打っては、今宮健太の先制ソロ、松田宣浩の勝ち越しソロ、城所龍磨の代打3ランの一発攻勢で快勝した。
工藤公康監督は1点リードの7回に9年ぶりの本塁打を放った城所に対し、「休みの日も(球場に)出てきたり、トレーニングをしたり、そういう努力が報われた日だと思います」とひとこと。6回裏に代走で出て、7回表にはライトの守備にもついた福田秀平への代打。その場面での城所起用について、次のように語った。
「福田くんは走ったり守ったりは普通にできるが、バッティングの状態があまり良くないと聞いていた。福田くんには申し訳ないが、1点差でもう1点取れるか取れないかという大きな場面だったので、城所くんに行ってもらった。バッティングの状態がいいと聞いていたし、前の試合(5月14日のオリックス戦)でも代打で結果を残しているからね。代打として使うつもりだったので、(福田を起用した)代走のところからという考えはなかった」
また、中村晃を今季初めて1番に起用し、5試合ぶりの2桁安打(11安打)となった打線については「今宮くんにもマッチにもホームランが出たし、少しずつのっていってくれたら」と明るい表情だった。
「勢いからすると、つないでつないでという方が相手投手にはプレッシャーになるが、ホームランもいい打ち方をしないと出ないので、そのイメージをもって打っていってくれたらいい。中村くんの1番は打撃コーチの進言があって(決めた)のこと。(3度の出塁は)よかったと思います」
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura