大谷翔平の“リアル二刀流”に米が熱視線 「打者でも本物のスターに」

打者でも評価上昇、米メディア「球界で最高の素材」

 日本ハム・大谷翔平投手の“リアル二刀流”が、米国からも大きな注目を浴びている。投手としてはすでに最大級の評価を受けていたが、今季は打者としても圧巻のパフォーマンスを披露する22歳について、米メディア「バイス・スポーツ」は「ショウヘイ・オオタニは野球界で最高の素材」とのタイトルで特集。将来的にメジャー移籍を決意した場合、二刀流を続けられるかについて、メジャースカウトが「球団によるだろう」と話していることを紹介している。

 米球界からの大谷に対する注目度は、上昇し続けている。これまでは主に「投手・大谷」に絶賛の声が上がっていたが、その流れは変わりつつあるようだ。記事では「日本ハムファイターズに所属するショウヘイ・オオタニは長い間、世界で最も有望な投手だと見られてきた。しかし、今季は打者としての存在が球界で興味深い話題を呼んでいる」と伝えている。

 まずは投手としての成績を紹介。大谷は今季、15試合で8勝4敗、防御率1.90を記録しているが、記事では投球回が108回2/3で132奪三振を記録していることに触れ、勝利数はリーグ2位(実際には1勝差で4位タイ)であることを記している。

 さらに、6月に日本最速となる163キロを記録したことにも言及。インディアンスのスカウトとして日本で大谷の視察を数年続け、現在はヤンキースに移ったデーブ・ディフレイタス氏は「恐らく、彼のスプリットは最高だと思う。高校時代、彼は素晴らしいブレーキングボールを持っていなかった。投球にバラつきがありストライクを取るのに苦労していた。しかし、体が成長していき、彼のブレーキングボールは磨かれていった。それでも、スプリットが最高だけどね」と、その投球を絶賛したという。

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