岩隈久志、松坂大輔に並ぶMLB通算56勝 日本人投手歴代3位タイ浮上
メジャー5年目で松坂に並ぶ56勝
8日(日本時間9日)の敵地ロイヤルズ戦で9勝目(6敗)を挙げたマリナーズ・岩隈久志投手がメジャー5年目で通算56勝(31敗、防御率3.33)とし、松坂大輔(現ソフトバンク)の通算勝利と並んだ。これで日本人投手の歴代勝利数で3位タイに浮上した。
岩隈はメジャー1年目の開幕直後こそ中継ぎで起用されたものの、シーズン途中から先発を任され、9勝(5敗)をマーク。その後、2年連続で2桁勝利(2013年・14勝6敗、2014年・15勝9敗)を挙げたが、昨季は負傷が響いて9勝(5敗)止まりだった。
今季はここまで防御率4.25とメジャー自己ワーストと苦しみながらも9勝を積み上げ、2シーズンぶりの2桁勝利に王手。今季9勝は日本人トップの数字となっている。これで通算56勝とし、松坂がメジャー8シーズンでマークした勝利数(56勝43敗、防御率4.45)に並んだ。
ここまで日本人投手のMLB最多勝利数は野茂英雄氏の123勝(109敗、防御率4.24)。次いで黒田博樹(現広島)の79勝(79敗、防御率3.45)となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count