前日161球の阪神藤浪、登録抹消も前向き 前半戦は登板なく、肩肘のケアへ
広島戦は8回8失点で5敗目、“懲罰登板”に賛否両論も
阪神の藤浪晋太郎投手が9日、出場選手登録を抹消された。残りの前半戦は登板機会がないための措置。前日の広島戦(甲子園)に先発した藤浪は8回7安打8失点で5敗目を喫していた。
この日は試合前練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した右腕。今後について「しっかりトレーニングもできる。肩肘のケアもできるので(再登録までの時間を)有効に使いたい」と前向きに捉えた。
8回161球を投げた藤浪には“懲罰登板”的な意味合いもあることから賛否両論が上がった。四球が絡み初回から失点を重ねる姿は今シーズンは何度も見た光景で、金本監督も「ストライクが入らず、取りにいって打たれて。何も変わっていない」と苦言を呈していた。
指揮官はあえて厳しい言葉を並べたが、それも期待が大きいからこそ。投打がかみ合わず最下位に沈むチームだが、後半戦からの巻き返しには藤浪の復活は必要不可欠。リフレッシュ期間を有効に使い、早く本来の姿を取り戻して欲しい限りだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count