SB、勝利はならずも引き分けで執念の首位キープ ゲーム差なしで天王山へ
延長12回の大ピンチはしのぐも引き分け、21日から2位日本ハムと首位決戦
ソフトバンクは19日、本拠地でオリックスと3-3の引き分け。土壇場の9回に同点に追いつき、延長12回のピンチでは岩嵜が踏ん張った。負ければ首位陥落だったが、ゲーム差なしで首位をキープ。21日から2位日本ハムとの2連戦(ヤフオクドーム)に挑む。
先制したのはオリックス。初回、糸井が死球、吉田正が四球で出塁すると、中島がソフトバンク先発・中田から3ラン。先手を取った。
しかし、ソフトバンクは4回に2死一、三塁から江川がタイムリーで1点を返す。さらに、6回にも1死二、三塁で江川が犠飛を放ち、1点差とした。
試合は1点差のまま9回に突入。負ければ首位陥落となるソフトバンクは、回跨ぎとなったオリックス守護神・平野から2本のヒットで1死一、二塁とチャンスを作る。本多は空振り三振に倒れたものの、中村晃がセンターへ抜けるタイムリー。ついに同点に追いついた。
延長戦に入ってからは両チームの救援陣が好投。試合は最終回の12回に入る。先攻のオリックスは2イニング目の岩嵜から3本のヒットで1死満塁とした。しかし、岩嵜はT-岡田を直球で空振り三振に打ち取ると、代打・伊藤は直球で遊飛。絶体絶命のピンチを乗り切り、この日の首位陥落はなくなった。
その裏、ソフトバンクは1死から松田が四球で出塁するも、長谷川は併殺でゲームセット。勝つことはできなかったものの、ゲーム差なしで首位を守り、日本ハムとの天王山を戦う。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count