阪神福原、現役最終登板はオール直球で左飛 涙で最後のマウンドを下りる
立岡を142キロ直球で仕留める、阪神一筋18年のプロ野球人生に幕
引退を発表している阪神の福原忍投手が1日、今季最終戦の巨人戦(甲子園)で現役最後のマウンドに上がった。
福原は5点リードの8回に登板。先頭の立岡に対して、初球は143キロでボール。2球目は141キロで見逃しのストライクを取ると、最後は真ん中低めへの142キロを立岡が打ち、レフトフライに倒れた。オール直球の真剣勝負できっちりとアウトに仕留めた。
打球を見届け、笑顔を浮かべた福原。しかし、金本監督が交代を告げると、その目からは涙が溢れた。1998年のドラフト3位で入団し、阪神一筋18年。通算595試合登板で83勝104敗29セーブ118ホールドの成績を残し、現役生活に幕を下ろした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count