ハムが元G村田透と契約合意&7年ぶり日本復帰へ 栗山監督「待ち焦がれてた」
2010年オフに巨人戦力外で渡米、インディアンスで昨年メジャーデビュー
日本ハムは18日、今季インディアンス傘下3Aに所属した村田透投手と契約合意したことを発表した。
村田は、2007年大学・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団するも、1軍登板を果たせないまま2010年オフに戦力外通告。12球団合同トライアウトを受けた際に、インディアンスのスカウトの目に留まり、マイナー契約を結んだ。2011年は傘下マイナー1Aからスタート。翌年に2A、3Aと階段を上がり、2015年6月28日には初のメジャー昇格。オリオールズとのダブルヘッダー第2試合で先発し、メジャーデビューを果たした。
昨年は3Aで26試合に先発し、15勝4敗、防御率2.90をマークし、3Aインターナショナル・リーグの最多勝を獲得。今季は途中から中継ぎ起用され、33試合に登板(10試合に先発)し、9勝4敗、防御率3.78の成績だった。今オフはベネズエラのウィンターリーグに参加していた。
7年ぶり日本復帰となる村田は、球団を通じて「今シーズン終了後、今後について思い巡らせていた中、いち早くファイターズからお話があり、高い評価をいただいたのが入団の決意を固める要因になりました。今は非常に気持ちが高ぶり、すぐにでもファイターズのユニフォームに袖を通しプレーしたいという思いで一杯です。ファンの皆様、応援を宜しくお願い申し上げます」とコメント。7年ぶりに復帰する日本球界での健闘を誓った。
アメリカで経験を積んだ右腕の加入に、栗山監督は「待ち焦がれていました。どうしてもほしかったピッチャー。アメリカで頑張っているのは以前から分かっていた。苦労して自分を作り上げてきたところが本物だし、野球選手としての本質を感じている。来シーズン、先発ローテーションに入ってくれると信じています」と期待を込めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count