【PR】「映像を見ないと上手くはならない」 ロッテ期待の若手・種市が語るDAZN(ダゾーン)活用法

登板した試合の映像は「その当日に見ます」

 今季のプロ野球は当初、3月20日に開幕する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期。そして、約3か月後の6月19日、ついに開幕を迎えた。スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」では今季、広島を除く11球団の主催試合をライブ配信する。

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 全国各地のファンと同様、開幕を待ちきれなかったロッテ期待の若手右腕がいる。それがプロ4年目、21歳の種市篤暉投手だ。1軍に定着した昨季は先発ローテの一角として活躍し、プロ初勝利を含むチーム最多タイの8勝をマーク。背番号を「63」から「16」へと変更して臨む今季は、10年ぶりの日本一を目指すチームの大きな戦力として期待されている。

 よりスケールの大きな投手に成長し、安定した成績を残すべく、種市が登板後に必ず行っていることがある。それが、自身の投げた試合の映像チェックだ。「僕はその当日に見ます」と試合後に、まず1回チェック。さらに「次の日も見ますし、良くなかった時は特に(何度も)見ます」と話す。

「1回目は特にフォームを見ていて、2回目は変化球の感覚がどうなのか、という感じ。ほぼ毎回、僕が思うように(体は)動いていないんですけど、『ここは直せるな』という部分を映像で見ますね」

 映像を通して客観的に自分のフォームを見てみると、頭の中で思い描いていたイメージとの違いに驚かされるという。それだけに、映像を見ながら修正箇所を把握する作業は欠かせない。

 今年で22歳。スマートフォンやタブレットが身近に感じながら育ったデジタル世代でもある。写真や動画を撮ったり撮られたりは日常茶飯事だが、自分の投球フォームを映像で確認するようになったのは、プロ入り後だった。実際に自身の投球フォームを見た時は「メチャクチャ違和感がありました。よく投げているなって思いました、僕の中では」と笑う。

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自分以外のピッチャーの映像もチェック 「千賀さん、同い年の山本由伸投手…」

 様々な角度から撮影した映像を見るが、最も重視しているのは「真横から。僕は右ピッチャーなので、サード側からです」。テイクバックの大きさ、左半身の開き具合など、あらかじめノートに書き出した自身の課題と照らし合わせながら、思い通りに修正できたか、成長できたかをチェックする。

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 自身に限らず、他のピッチャーの映像も見ることが多いという。「日本だったら一緒に自主トレしている千賀(滉大)さん(ソフトバンク)のフォームをたくさん見ますし、同い年の山本由伸投手(オリックス)のピッチングも見ますね」。さらには、海の向こう、メジャーリーグで活躍するピッチャーの映像からも刺激を受けている。

「ニューヨーク・ヤンキースに行ったゲリット・コールはすごく見ていますし、コールについて投手コーチともよく話します。すごくシンプルなフォームなんですけど、すごく球がいかつくて。真っ直ぐでほぼ三振。スライダー、カーブ、変化球もいっぱいあるんですけど、真っ直ぐが本当にすごい。メジャーで三振を一番取れているピッチャーなので、いいところは盗みたいと思って映像を見ています」

 もう1人は、強豪ドジャースのエース格に育ちつつある、25歳右腕のウォーカー・ビューラーだ。4歳年上のピッチングに衝撃を受けたのは、忘れもしない、2018年に侍ジャパンU-23代表の一員として遠征したコロンビアのホテルだった。

「寝る前にテレビでワールドシリーズを放送していて、ビューラーがすごかったんですよ。7回無失点のエグいピッチング。しかも7回に100マイル(約160キロ)くらい出していて『すげぇかっけー!』って、安田(尚憲)と成田(翔)さんと一緒に見た印象が強いです」

 ビューラーの投球フォームは「あれは真似できない」と言うが、それでも「すごくカッコいい」と憧れは強い。

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種市が対戦打者の映像を見ない理由とは 「同じ打たれるのでも…」

 では、なぜ種市が投球フォームにこだわるのか。それは「フォームが良ければ、いいピッチングができる。いいピッチングができれば、打者は抑えられる」という信念があるからだ。そのため、対戦する打者の映像を見ることはほとんどないという。

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「試合前のミーティングで『この打者はここが弱いから、こういう配球をしよう』という話にはなりますけど、試合前日に打者の映像を見たりはしません。打者の弱点が分かっていても、僕の技術がなくて投げきれないコースであれば、僕の得意なコースで打ち取った方がいいと、僕は思っています。僕の技術がないだけなんですけど、投げられないのに投げて、甘く入った球が打たれると、すごく腹が立つ。同じ打たれるのでも、好きな球で勝負した方が気持ちいいです。そういう点からも、僕は相手(打者)のことはあまり考えないですね」

 遠征中の移動時間や寝る前など、時間が空いたら場所を問わずにスマートフォンやタブレットを使って映像を見ているという種市。DAZNではライブ配信のほかにも、見逃し配信、ハイライトで試合映像が楽しめるなど、ファンはもちろん選手やチーム関係者も、いつでもどこでも野球に手が届く便利さがある。もし種市が子どもの頃にDAZNのようなサービスがあったら、見逃した試合を見るために利用していただろう、と話す。同時に、今ほど映像チェックが身近ではなかった時代に活躍した先人たちに、改めて尊敬の念を抱くという。

「いや、スゴイです。映像がなかったら(他の人から)教えてもらって、自分の感覚だけでやっていくことになる。僕の中では、映像を見ないと上手くはならないだろうなって感じはします。映像を見ないと、いいか悪いかはっきり分からないので。昔はテレビも録画できなかった。僕だったら、キツいなって感じです(笑)」

 イレギュラー開催となる今シーズンだが、種市が掲げる「優勝」という目標が変わることはない。映像チェックを繰り返しながら投手としての成長を図り、チームを頂点へと牽引したい。

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(Full-Count編集部)

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