【PR】MLB観るならABEMA! 藤浪好調の理由と最終週の見どころをAKI猪瀬氏がズバリ解説

軽快なトークでMLB観戦を盛り上げる解説のAKI猪瀬氏【写真:小林靖】
軽快なトークでMLB観戦を盛り上げる解説のAKI猪瀬氏【写真:小林靖】

ABEMAではシーズン最終戦まで日本人所属チームの試合を生中継

 今季メジャーはいよいよ大詰め。10月1日(日本時間2日)に迎えるレギュラーシーズン最終戦に向け、ポストシーズン進出争いは激しさを増している。

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 残念ながらエンゼルス大谷翔平投手、パドレスのダルビッシュ有投手は故障の影響で最終戦を待たずに今季を終えた。その一方、シーズン途中にアスレチックスからトレード移籍したオリオールズの藤浪晋太郎投手はポストシーズン進出が決定。ツインズの前田健太投手、ブルージェイズの菊池雄星投手、カブスの鈴木誠也外野手もポストシーズン出場を懸け、熱い戦いを繰り広げている。

 ABEMAではシーズン最終戦まで日本人選手所属チームの試合を生中継し、ポストシーズンを見据えた手に汗握る熱戦など見どころ満載のコンテンツをお届けする。

 そこで今回はメジャー解説者としておなじみのAKI猪瀬氏に、メジャー移籍1年目からポストシーズン進出を決めた藤浪投手、残り10試合ほどとなった今季メジャーの見どころについて語ってもらった。

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藤浪のトレードについて「ボラスがイメージした通り」と語る【写真:小林靖】
藤浪のトレードについて「ボラスがイメージした通り」と語る【写真:小林靖】

藤浪の自信を引き出した捕手ラッチマンの存在「リードの凄さに相当救われている」

――藤浪投手はメジャー1年目でトレード移籍も経験し、ポストシーズン進出を決めるなど、激動の1年を送っています。

 今の立ち位置は、僕が予想した通りです。スコット・ボラスが代理人で、オークランドと1年契約で325万ドル(約4億8400万円)という年俸で契約した瞬間、これはフラッグディール・トレード(※1)で優勝争いをするチームに移籍し、藤浪の価値を上げてオフのFA市場で大きな契約を取りにいくんだろうと、僕はずっと言っていました。藤浪にとって1年目最大の目標は、シーズンが終わった時に違うユニホームを着ていること。その中で一番いいチームに移籍できたので非常に良かったと思います。ボラスがイメージした通り。ニヤリと笑っていると思います。

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――開幕当初こそ制球に苦しみましたが、9月は7戦無失点を記録。成長も見られます。

 メジャー移籍直後は甲子園のブーイングが耳に残っていたのか、ボールが先行するとストライクが入らなくなってしまった。それでも持っている球の質は凄まじいものがあるので「うちだったら修正できるんじゃないか」という球団は多かったと思います。その中でボルティモアは救援パターンがバティスタとカノの1つしかなく、ブルペンを厚くしたかった。実際に8月中旬以降にバティスタが右肘の炎症でいなくなり、クローザーになったカノも1年間フルで投げた経験がないので、夏場以降は少しヨレヨレし始めて。そこで藤浪の調子がグッと上がってきて、ハマりましたね。

――オリオールズでは最初の数試合こそ不安定でしたが、その後は素晴らしい投球を見せています。

 これは川崎(宗則)さんも言っていましたが、やっぱり捕手ラッチマンの収まりが非常にいい。細かいサインはピッチコムで出すとしても、全部真ん中高めにしか構えないんですよね。ここに投げたら普通はホームランっていう場所に構えて、藤浪がモーションに入ってからミットの位置を変える。ラッチマンの「さあ来い! とにかく真ん中に投げて見ろ」という意志が表れた、あのリードの凄さに相当救われていると思います。ボルティモア界隈では「藤浪のピッチコムには球種のみ、コースを伝える機能はない」という都市伝説があるとか(笑)。投げ終わると、ラッチマンがすぐにハグをしてくれるのもいいですね。いいキャッチャーがいる球団に行けて幸せです。

――ポストシーズンでの起用法も気になるところです。

 9月はフォーシームの被打率がゼロだったり、平均球速がメジャートップ3に入ったり、いい仕上がり具合になってきました。ただ、移籍してから「ここだ」という起用法がはっきりしていない。色々な場面で投げていますよね。ポストシーズンでは、もしかしたらハイ・レバレッジと呼ばれる5回、6回、つまりゲームが動く局面に起用して、流れを引き寄せる役割になる可能性もあるし、セットアップやクローザーもあり得る。藤浪がどのくらいストロングフィニッシュできるかによって、役割が変わってくるんだと思います。

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最終週はマリナーズの勝敗を大きく注目するというAKI猪瀬氏【写真:小林靖】
最終週はマリナーズの勝敗を大きく注目するというAKI猪瀬氏【写真:小林靖】

ア・リーグ全体に影響を与えかねないマリナーズ最後の10戦に注目

――残りわずかとなったレギュラーシーズン。AKIさんがオススメする注目ポイントを教えてください。

 僕が注目するのは、シアトルの最後10試合です。22日(同23日)からテキサス3戦、ヒューストン3戦、そしてテキサス4戦。この結果次第で西地区の順位はもちろん、ア・リーグのワイルドカード争いやシード順位が変わるので、これはちょっと見ものですね。今季から全29チームと対戦するスケジュールとなり、その弊害として8月以降の首位攻防戦となるかもしれない同地区対戦が減ってしまった。「え?」と思っていたら、奇跡の対戦がポロポロ落ちていたんですよ。このスケジュールを組んだ人はガッツポーズしていると思います。

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――菊池投手のブルージェイズもワイルドカード枠を勝ち取れるか、マリナーズの勝敗に左右されそうです。

 シアトルがグッと勝ち進むと、今度はトロントの出場が危ぶまれてしまう。シアトルはもしディビジョン優勝となれば、イチローさんがいた2001年以来となるので頑張るでしょうし、ア・リーグのトーナメント表を左右することになりそうです。ア・リーグからは最大3人の日本人選手がポストシーズンに出場する可能性があります。ナ・リーグも含めれば鈴木誠也のカブスも可能性があるので4人がヒリヒリした熱い戦いに身を投じることも。皆さんには是非シーズン終了までABEMAでメジャー中継をご覧いただき、大きな声援を送ってほしいと思います。

【シーズン最終戦までMLBを見るならABEMA】
https://abema.tv/video/genre/mlb

※1 上位争いをするチームは優勝を見据えた戦力補強を目的とし、下位チームはFA権を取得する主力選手を放出して、見返りに若手有望選手を獲得しようとするトレードのこと。

(Full-Count編集部)