矢野燿大から強奪した「必死のパッチ」 “留守”の間に活躍…お立ち台で多用して定着|球界群像 関本賢太郎#11
阪神でプレーした関本賢太郎氏【写真:山口真司】お立ち台での「必死のパッチ」が定着、ゴミ持ち帰り奨励で甲子園美化委員長」に
元阪神内野手の関本賢太郎氏と言えば、ヒーローインタビューでの「必死のパッチ」が有名だった。関西弁で「死に物狂いで頑張る」との意味で昔から使われていた言葉を、2008年シーズンに阪神・矢野燿大捕手がお立ち台で口にし、それを関本氏がパクったと言われているが「あの時、活躍していなかったら、僕のものにはなっていなかったですよ」。恩師・岡田彰布監督との思い出なども含めて、当時を振り返ってもらった。
ヒーローインタビューでの締めの決まり文句。関本氏の場合は「必死のパッチ」がそれに該当し、ファンの間にも浸透したが、もともとは矢野捕手が言っていたことも広く知られている。「そうですね。最初は片岡(篤史)さんと矢野さんが言い出したんですよ。それで面白い言葉やなって思って、矢野さんが(北京)オリンピックに行っている間に乱用していたんです。その間に僕、ヒーローインタビューが6回くらいあったんです」。
関本氏は矢野先輩からのパクリを認めた上でこう続けた。「これみよがしに言っていたら自分のものになったんです。あの時、活躍していなくてヒーローインタビューに行っていなかったら、そうはならなかったと思いますよ。矢野さんは帰ってきてからヒーローインタビューで『あれは僕のもんですよ』って言っていましたけどね」。矢野とのそんなやり取りも込みで、これも現役時代の思い出のひとつだ。
“岡田の教え”は財産…アドバイスのタイミングが「絶妙なんです」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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