コーチから理不尽な鉄拳制裁 即ゴミ箱に捨てた野球道具…怒り抑え「辞めまーす」|球界群像 長嶋清幸#11
広島などの4球団でプレーした長嶋清幸氏【写真:山口真司】元広島・長嶋清幸氏、コーチから呼ばれてボコボコに
愛知県犬山市の「元祖台湾カレー犬山店」オーナーとして多忙な日々を送る長嶋清幸氏は広島など4球団でプレーした強打好守の外野手だった。私立静岡県自動車工(現・静岡北)からドラフト外で広島入りする際は「3年で駄目なら辞める」と決意していたが、1年目から1軍入りを果たすなど、年々、実力をアップ。ところが、そんな結果を出しながら3年目(1982年)の途中で「辞める!」と言い出したことがあったという。
打力は当初から高評価、守備力は底辺からスタートも猛練習で徐々にレベルを上げた。長嶋氏はプロで着実に進化を遂げていた。3年目の1982年は79試合に出場して、167打数44安打の打率.263、2本塁打、15打点、1盗塁。2年目までわずか1試合だったスタメン出場も40試合に増やした。スタメンの場合、守備位置は左翼中心で、打順は6番か7番が多かったが、後半戦の数試合は1番・高橋慶彦内野手に続く、2番打者でも起用された。
ダブルヘッダーで行われた9月5日のヤクルト戦(新潟)では2試合とも「6番・右翼」で出場して、いずれも4打数3安打の1日2回の猛打賞を達成。「それは前の晩に(日本酒の)越乃寒梅を飲み過ぎて意識を失った時だと思う。俺って日本酒が苦手だったけど、何か凄い飲みやすくて、どんどん飲んでいたら、意識が飛んじゃって、ホテルのロビーのソファーで朝まで寝ていた。マネジャーにめっちゃ怒られてね」。そんな状態で出陣して大活躍したわけだ。
「俺、悪くないのに」…翻意させた古葉監督からの電話
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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