中日からトレード通告「どうでもいい」 新監督の“方針転換”に嫌気「意味がわからない」|球界群像 長嶋清幸#22
広島など4球団でプレーした長嶋清幸氏【写真:山口真司】長嶋清幸氏、広島→中日移籍も所属2年でロッテにトレード
広島時代の1984年に日本シリーズMVPに輝くなど勝負強い打撃で知られた長嶋清幸氏の所属球団は1991年以降、目まぐるしく変わった。プロ13年目の1992年オフには宇野勝内野手とともに中日からロッテにトレード移籍となった。主砲の落合博満内野手と親しかったことが関係し、高木守道監督による“落合派一掃トレード”と言われた。「俺ら別に派閥でも何でもなかったんだけどね」と首をひねりながら当時の状況を話した。
広島から中日に移籍して2年目の1992年、長嶋氏の背番号はカープ時代と同じ「0」になった。1年目の1991年は「4」だったが、6月8日の大洋戦(札幌)での守備中に右膝靱帯と半月板損傷の大怪我を負ったことで「背番号を変えようとなった」という。「0」をつけていた種田仁内野手が「1」に変更、「1」だった近藤真一投手が、1987年に史上初の初登板ノーヒットノーランの快挙を成し遂げた当時の「13」に戻すなど背番号シャッフルが行われてのことだった。
1991年限りで闘将・星野仙一監督が退任して、通算2274安打、バックトスをはじめ、絶品の二塁守備を誇った中日OBの高木守道氏が監督に就任した。長嶋氏も再びの「0」で心機一転、新たなスタートに気合を入れ直した。だが、結果は78試合の出場で175打数42安打の打率.240、5本塁打、14打点に終わった。出番が極端に減った。「星野さんがトレードで獲ってきた選手とかが2軍に多かったんじゃないかな」。
“落合派一掃トレード”…「派閥でも何でもない」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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