阪神から謝罪「やる気なくした」 成績は急降下…長嶋清幸が球宴前に告げられた“大人の事情”|球界群像 長嶋清幸#17
広島など4球団でプレーした長嶋清幸氏【写真:山口真司】元広島・長嶋清幸氏、1987年は前半戦好調…球宴初出場“内定”も
ショックは大きかった。広島などで活躍し、NPB初の背番号0をつけた選手でもある長嶋清幸氏がむなしい思い出として語るのが1987年シーズン中の出来事だ。プロ8年目のこの年は開幕から好調をキープ。7月1日終了時点で打率.304、12本塁打の成績を残しており、広島・阿南準郎監督からは監督推薦でのオールスター初出場を告げられていた。ところが、それが土壇場でひっくり返されたのだ。
1987年の長嶋氏は開幕から主に「6番・中堅」で出場した。5月7日の巨人戦(広島)では巨人先発の江川卓投手から2本塁打を放って勝利に貢献するなど活躍。6月16~18日のヤクルト3連戦(神宮)では1試合目が4安打2本塁打3打点、2試合目、3試合目がいずれも3安打2打点と3試合連続猛打賞もマークした。7月1日の中日戦(ナゴヤ球場)では12号本塁打を含むシーズン8度目の3安打と打撃好調で数字を積み重ねた。
そんな時にうれしい連絡があった。「阿南さんに呼ばれて『お前、今年オールスターに出るから』と言われたんですよ。監督推薦で僕と(シーズン前半6勝0敗1セーブの)川端(順)さんを出すと……。『ホントですか。ありがとうございます』って言いました」。その年の球宴は前年(1986年)に広島が優勝したことで阿南監督が全セの指揮を執り、カープからは2人の他に大野豊投手ら8選手が監督推薦で選出されることになっていた。
第3戦が甲子園…ファン投票選出ゼロの阪神から“お願い”
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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